どうして、
奈良東病院グループに??
私はもともと、ベトナムで看護師として働いていました。急性期の病院で3年ほど働いていたとき「自国以外で看護経験をしてみたい」という風に思うようになったんです。ちょうどそのとき、ベトナムで看護師人材を探していた奈良東病院とマッチングしたことがきっかけで、日本で看護師を目指すことに。ベトナムで1年ほど日本語の勉強をしたのちに訪日。介護士として働きながら勉強を行い、2年かけて看護資格取得しました。その後はずっと奈良東病院グループでお世話になっています。
どんな仕事を
しているの?
今は、ならふくじゅ荘で看護師として働いています。介護老人保健施設にあたるこの施設は、病院と自宅の間をつなぐ役割を持ち、リハビリを中心に在宅復帰を目指す方が多く入所しています。主にバイタルサインや排便コントロール、緊急時の対応、内服の管理、褥瘡の処置などの医療的ケアを提供しながら、食事の介助など、介護士たちと連携しながら利用者の生活を支えるのが私たちの役目です。
利用者さまの状態や目標をしっかりと理解した上で
介助を行うことが、何よりも大切。
利用者さまが、退所しご自宅に戻れるようにすること。そのためには、過剰な介助はNGだったりします。例えば、食器の蓋をあける、スプーンで食べる、排泄はご自身で行うなど、日常の些細な行動も大切なリハビリだったりします。本当はご自身でできることを、看護師や介護士がお手伝いしすぎてしまうと、どんどんできることが減ってしまうのです。自宅では、私たち職員が付きっきりではいられないため、少しでもご自身でできることを増やしておく、練習しておくことが大切です。
これからのことを考慮し、自立を妨げない適切な介助を行うこと。いつも心がけていることです。
また介護老人保健施設は、原則として3ヶ月を目安としてご家庭への復帰を目指していく機関。この限られた期間で、退所後のご家族の負担をなるべく減らせるような目標を立てることも、重要なポイントです。利用者さまだけでなく、ご家族ともしっかりとコミュニケーションを取り、目標のご希望や退所までのサポートが行えることも、この仕事のやりがいだと思っています。
仕事はもちろんのこと、生活面でのサポートがあるのも、ありがたいポイントです。
今、奈良東病院グループでは、外国人スタッフ教育や採用にも力を入れております。同郷出身のスタッフが増えることはうれしいですが、先輩として指導しなければいけないことも多く、プレッシャーも大きいです。ですが、あたらしく入職された方が、はじめに困ることなどはなんとなく分かるので、こまめに声掛けしながらサポートをすることを心がけています。また仕事面でのサポートだけでなく、家を借りるときや設備などの手配、引越しの手伝いなど、生活面でのサポートも手厚いところも、魅力のひとつでした。人と人との繋がりを大切にしているというのが、ここにも出ているのかなと思っています。
子育ても、自分自身のスキルアップも。
どちらも両立できる環境が、ここにはある。
残業が少ないこと。これが子育てをする上で重要なポイントのひとつだと思っています。
まだまだ手のかかる年齢の子どもが2人いるのですが、グループ内にある「たけのこ保育園」では夜勤や早出のときでも預かってくれるので、本当に心強いです。今は子育てに専念したいという思いもありますが、自分自身のスキルアップの一環として「日本語能力」のN1(日常生活やビジネスなどにおける日本語に対して問題なく理解できる、最も高いレベル)にも挑戦してみたいと思っています。これからも看護師として働いていくため、人と人との繋がりを大切にしていくために。日本語でのコミュニケーション力をもっともっと磨いていきたいです。