どうして、
奈良東病院グループに??
看護学生時代に加盟病院奨学金制度を通じて奈良東病院グループを知りました。奈良東病院グループは慢性期医療や在宅医療、介護福祉まで幅広く展開しており、さまざまな経験を積める環境が整っていることが特長のひとつ。看護師という職種だけでも多様な可能性が見出せると感じられたことが決め手となりました。また、地域社会との繋がりを大切にしている点も魅力に感じたからです。地域に根差した医療に貢献しながら、自分自身も成長できる環境に身を置きたいと考え、入職を決意しました。
どんな仕事を
しているの?
主に喀痰吸引や褥瘡処置、栄養管理などの医療処置を中心に行っています。他にもバイタルチェックはもちろん、表情や皮膚の状態など、患者さまの体調管理や観察も重要な業務。介護士など他職種と連携をとりながら、患者さまの状態を医療の側面からチェックする役割を担っています。急性期病棟ではないため、比較的穏やかに一人ひとりの経過観察を行いますが、その分日常の小さな変化に気付ける「観察力」が、この仕事には必要になってきます。
自分ごとにして考えることで、
患者さまとご家族に寄り添っていく。
私のいる病棟では、内科以外にいろいろな科の方がいらっしゃるため、患者さまの症状や病状に合わせた知識や、それに合わせて柔軟に対応する必要があります。医療処置を行う中でも、一人ひとりの想いを尊重し、少しでも不安や苦痛がなく療養できるようにすること。「自分ならこうしてほしいな」と思うケアを想像し、目を合わせる、話しかけるなど基本的なコミュニケーションを行いながら、丁寧に向き合うことを心がけています。
日々の仕事の中でも印象に残っているのが、2年目の頃に担当した患者さまのこと。入院中に癌の診断を受け、ご家族様の希望で在宅退院されることに。喀痰吸引などさまざまなケアが必要な患者さまだったため、ご家族への指導や環境調整などたくさんの支援に携わりました。ここでも、ご家族の負担や不安をなるべく最小限に抑えられるようにするにはどうすれば良いか、ということを考えながら行動できたことで、無事に在宅療養が実現。後日、ご家族と過ごす時間を大切にできたという報告をいただき、とても嬉しく思ったことを、今でも覚えています。
コミュニケーションが、いろいろな意味でプラスになる環境
奈良東グループには、幅広い年齢層の職員がいたり、海外出身の職員がいたりと、さまざまな価値観が存在します。そのような中でも、コミュニケーションが活発で、和気あいあいとした雰囲気で働けることが、当グループの魅力の一つだと思います。また、たくさんの職種と関わり合いがある環境なので、協働を通じて新しい気づきや学びを得ることも多いです。他職種であっても、互いに協力し合いながら尊重しながら仕事ができる環境。それは、質の良い看護・ケアに繋がっていると感じています。報連相が大切な医療という現場では、コミュニケーションの有無は働きやすさにも直結すると思います。そのことを、職員一人ひとりが大事に思い合っているからこそ出来上がった文化。これからも大切にしたいです。
もっと良質なケアを目指して。
知識を蓄え、成長を続けていきたい。
今は、認定看護師や特定行為に関する資格取得を目指しています。認定看護師は皮膚ケアなどの特定分野のスペシャリストとして、特定行為は医師の指示の下で高度な医療行為を行える資格として、それぞれ専門的な教育と実習が必要です。専門的な知識を身につけることで、自分ができることを増やし、患者さまへより良いケアをご提供できるよう、自己研鑽を続けていきたいと考えています。
仕事の両立は大変なところではありますが、知識を深めながら実際の仕事に活かせることから「成長できている」と感じられ、モチベーションにもつながっています。そして、成長をサポートしてくれるあたたかな環境も、ここにはある。これからも学び続ける姿勢を大切にしながら、専門性を高め、より多くの患者さまの力になれるよう努力していきたいです。